インサイドセールスはつらい。
インサイドセールスに限らず、仕事がつらい。
人生がつらい。
そう思っている人、少なからずいるはずだ。
自分の成長が実感できない
仕事を楽しめない
ゲームは楽しいけど仕事はつまらない
仕事がつらい
仕事がつらい
仕事がつらい…
頑張って取り組んでいるつもりだがやりがいを感じない。
何を以って成長と言えるのかよくわからないし、成長を実感できることもあまりない。
仕事を楽しんでいる人はなんで楽しめるのだろうか。
そんなあなたに朗報である。
明日から、いや、たった今から仕事を楽しめるようになるだろう。
なぜならあなたはたった今、ドラゴンクエストの勇者になったからである。
※ドラゴンクエスト(以下、ドラクエ)とはプレイヤー自身が主人公となり、世界を脅かす魔王を倒すために壮大な冒険物語を紐解いていくという、日本を代表するロールプレイングゲームである。
仕事はドラクエなのである。
ドラクエには仕事において学ぶべきポイントがものすごくたくさんあるのだ。
僕はドラクエに育てられ、今もドラクエに生きている。
たくさんのことをドラクエで学んで大人になった。
そんな僕がドラクエから学んだことをご紹介したい。
僕がドラクエから学んだこと
・漢字(武器、勇者、魔王、剣、邪悪、伝説、経験値…、ドラクエの頻出漢字は小学2年生で書けるようになってた。)
・東西南北の位置関係
・人生には「はい」以外の回答ができない瞬間があること
・結婚相手を決めるのは覚悟が必要だということ
・ハッサンにはとりあえずせいけんづきをさせておけばいいということ
…。
冗談はさておき、ドラクエの考え方が仕事に活かせるというのは大まじめである。
本記事を読んでくれた暁には、毎日が今よりももう少しだけワクワクできるようになるかもしれない。もう少しだけ仕事が楽しくなるかもしれない。
そんな小さなきっかけになれたら幸いである。
仕事における「つよさ」は可視化できるのである
ドラクエの一番の醍醐味はキャラクターがレベルアップして強くなっていくことだろう。レベルアップすれば、HPが高くなって敵の攻撃に耐えられるようになったり、攻撃力が上がって敵への攻撃のダメージがアップし、冒険をより楽に進められるようになる。
このように、強さの数値が高くなることで成長を実感できることがドラクエの楽しさのひとつではないだろうか。
ちなみに、「ドラクエで盛り上がってくるタイミングベスト3」の1位は「攻撃のダメージが100を超えるとき」であり、残りのふたつは「『はがねの剣』を買ったとき」と、「転職できるようになったとき」なのである。
話を戻そう。
「現実でも自分の強さがわかったらもっと楽しいのに…。」
と嘆いている人もいるかもしれない。
安心してほしい。現実でもあなたの強さがわかるのだ。
営業に例えてあなたの強さを可視化してみよう。
今日の架電件数は?
今日送ったメールの件数は?
今週電話で担当者につなげてもらった件数は?
今週送ったメールへの返信数?
今月の商談の件数は?
トスアップの率は?
受注できた率は?
適当に測定可能な一定期間での行動を挙げてみた。
インサイドセールスをしている人であれば、どれかしら自分の業務にあてはまるだろう。
こういった数値は、SFAを活用している組織であれば自分の数値の推移も把握できると思うが、各々の行動した数値や、チーム全体の数値を記録していない組織もあるかと思う。そんなときは自分の行動を数値化して測定してみよう。
昨日の自分と、先週の自分と、さらには先月の自分と比較して、どう変化しただろうか。
行動量はどう変化した?率はどのように変化した?
数値が増えていればそれはレベルアップした証拠であり、あなたの成長なのである。
もしもこれらの数値を把握していなかったら変化にも気づけなかったはずだ。
敵に高いダメージを与えられるようになって成長を実感するように、行動量や行動の質(率)を高めて成長を実感しよう。
「●●は おきゃくさんへ でんわ をした! いちにちに 50けん でんわできた!」
こう見ると50のダメージを与えたように思えてくる。
明日はもっとダメージを与えたい!もっと効率的に電話をしてみよう!
そんな気持ちになってこないだろうか。
自分の行動を数値化して強さを可視化しよう。
読書とはホイミを覚えることなのである
読書、と書いたが、今はブログやnote、Twitterなどからも情報を得られる。これらから得た情報は、メラやホイミといった呪文のように、実戦で使うことができる。
読んだことはインプットして終わりではなく、アウトプットして初めて自分のものになる。
読書の効果に懐疑的な人がいる。
僕が思うに、それは本で学んだことをアウトプットしないからだ。他にも「著者には才能があったからできた、自分にはないからできない」と、本と現実を切り離して考えている人もいるようだ。
でもきっと1つや2つ、それくらいはすぐに実践できたり、真似できることもあるだろう。個人的には、1冊につき1つや2つだけでも参考になることがあればそれでいいと思う。
そうやってインプットとアウトプットを繰り返すことが大きな成長につながるのである。
※というか、本は先人たちが正解ばかりを記してくれた教科書なので、チートすぎるツールだと思うし、読まないことはシンプルにもったいないと僕は感じる。
とにかく良さそうだと思ったことはすぐに実践してみる。これが重要だ。
さらに言うと、アウトプットしてみたことを記録として残すと成長が見える化できる。レベルが上がってたくさんの呪文を覚えた時のように、できるようになった項目を記していけばきっとスキルが積みあがっていくことを実感することだろう。
「忙しくて本なんか読めないよ」というあなた。最近ではオーディオブックという「聴く本」でも”読む”ことができるので、ぜひ試してみてほしい。例えば帰り道を歩いているような、本来であれば本を読むことのできない移動時間でも読書ができる。何もなかった時間をインプットの時間に変えられる素晴らしさを感じさせてくれるだろう。
ちなみに僕はAmazonのAudibleを毎日聴いている。今やAudibleなしの生活は考えられないくらいだ。
働く環境を整えることは装備を整えることなのである
ドラクエの面白さの一つである装備。ドラクエの世界では、街で武器や鎧などの装備品を買って敵と戦う。ストーリーが進むと敵が強くなるが、街で売ってる装備品も強力になるので、ストーリーの進行具合に合わせて装備を整えることで上手にゲームを進めることができるのである。
装備品を買うにはお金がかかる。協力な装備品であるほど金額は高くなる。だが、強敵を倒すには強い装備でないといけない。だから高い金額を払って装備を整える。そして強い敵を倒してレベルアップする。
装備を整える→強くなる→敵を倒せる→ストーリーが進む→敵が強くなる→装備を整える→…
こんなサイクルだ。装備品に投資をすることでストーリーが進めやすくなるのだ。
現実も同じだ。だから働く環境には投資をするのである。
今取り組んでいる仕事も、環境を整え生産性を高めることで成果につながるかもしれない。成果を出せば昇進・昇給する。昇進すれば仕事のレベルも高くなるが、そうしたらまた環境を整えるのである。
環境を整える→仕事の生産性が上がる→仕事の成果が出る→昇進・昇給する→仕事が難しくなる→環境を整える→…
ほら。全く同じなのである。
僕たちにとっての装備とは何だろう。マウス、キーボード、ペン、ノート、椅子、デスク、腕時計、メガネなどなど…。
今よりも生産性が上がるのであれば迷わずに購入すべきだと考える。
さらに副次的な効果だが、新しいものを揃えると使いたくなるだろう。仕事に対するやる気も沸いてくるのである。
使い古したものを長く使うこともとても大切なことだが、それを変えることが生産性をあげることにつながるのであれば、それはもっと大切なことではないだろうか。
お財布と相談しながら働く環境への投資もぜひ行ってみてほしい。
昨日の敵は明日のテリーなのである
テリーとはドラクエ6に登場する仲間キャラクターである。このテリーというキャラクターはストーリー中盤では、主人公とは敵対的な関係で、仲間になることなんて想像できない。だが、ストーリー終盤で実際にテリーと戦い、倒すことで仲間になるのだ。
つまり、「昨日の敵は明日のテリーなのである」とは、今日あなたが敵だと思っている誰かは、明日あなたにとって強力な仲間になっている可能性がある、ということである。
いつも不愛想なあなたの上司も、あなたが付き合い方が変えれば強力な援護をしてくれる支援者になってくれるかもしれない。
毎回注文だらけでなかなか成果につながらない取引先の担当者も、味方になればあなたの会社の売り上げを支えるお客さんになりえる。
これまで敵だと思った相手が仲間になったとき、それまで以上の成果が出せるようになるだろう。
これだけではない。あなたが生きていく上で接するすべての人はあなたの仲間になりえるのだ。
あなたが対峙しているのは本当に敵なのだろうか?まずはあなたが相手のことを仲間だと思って向き合ってみよう。
「はなす」で情報収集するのである
ドラクエでは、「はなす」というコマンドを選択することで、人に話しかけることができる。街の住民に話しかけることで冒険に関するヒントをもらえることがあるのだ。
ドラクエを進める上で街中の人に話しかけることは基本のキなのだが、現実においても同じことが言える。
社内を見渡せば、自分よりも答えを知っていそうな人はいるだろう。社内にいなければ今だったらLinkedInやTwitterでもいろんなスペシャリストたちが発信している。
こういう人たちと「はなす」ことで有益な情報を得られることは間違いないだろう。
自分から情報を取りに行くことが重要なのである。
ドラクエをしているときは答えを探しに行くのがすごく楽しかったはずだ。仕事においても自分から情報を取りに行き、答えにたどり着けたときの喜びを感じることができれば、きっと「はなす」ことの重要性に気付くはずだ。
「ゲームだから話せるんだ、現実だと迷惑かもって思ってしまうんだ。。」なんて思ってしまう人もいるかもしれないが、その必要は全くない。人は頼られると嬉しくなる生き物なのである。だから、「はなす」ことで仲間になってくれる人もいるかもしれない。
仕事でも、ぜひ積極的に「はなす」のコマンドを使っていこう。
なんかわくわくしてきたのである
仕事におけるドラクエの説明書は以上である。
あらためて。
仕事がつらいと思うあなたへ。仕事とはドラクエなのである。
ちょっと考え方を変えれば、つらかった仕事もドラクエになる。
ゲームをプレイするように、楽しく仕事ができるかはあなた次第なのである。
あなたのミッションはまだ始まったばかり。ここからどのようにでも進めていけるのである。
勇者の冒険のはじまりなのである。
コメント